あんなに暑かった夏もちゃんと終わりを告げるかのように秋めいてきた今日この頃。
一日の終わりに少し心を整えたくて、ノートにその時の思いや気づき、出来たこと嬉しかったことなどを徒然なるままに書いていますが、(もちろん愚痴もね)最近は涼しくなってきたので、夜窓を開けることも増え、いつもの場所に座り秋の虫の音色に耳を澄ます時間そのものが心地よく感じます。
さて、タイトルにある自分を愛でるノート術とありますが、何か特別なスキルややり方などなく、またこれによって劇的に何かが変わった!!とまではないのですが、(いやあるかもしれない、うむ)かれこれ1年近くノートに自分の感情や気づき、出来たこと嬉しかったことなどなど書いてきて気づいたことをメモしたいと思います。(ノート術と言いながらハウツーではなくてすみませんっ)
このノート術、マイノートといって整理収納アドバイザーであり今はOURHOMEという兵庫県西宮市に店舗を構える会社を経営しているEmiさん発案のノート術から学び、習慣化したのですが自由度が高くゆるゆると書き連ねて1年が経ちました。(ノートは無印の上質紙 フラットに開くノートB6 を使用していて3冊目に突入しました。)
続けてみて思ったのは、「過去の自分結構頑張ってるやん!ここでこうしたから今こんな風になってるよ!有難う過去の自分!」と、少しずつではあるけど過去の自分と比較して今の自分成長できてるんちゃうかと思えるんですね。
これって自分的発見でもあり驚きでもあり。
これは私個人の性格だけど、どちらかというと周りからどう見られるかとか隣の芝が青く見える質でして、年齢も重ねてこどももできて、そんな周りのこと気にしてられない状況も増えたからか随分図太くなったんだろうけどそれでも根は簡単に変わらない。
だけど、このノートに自分の感情を色々書きなぐったり、気になったワードをメモしたり、気づきを深彫りしてみたりとそれは自由に書き連ねて振り返ってみると、その言葉たちがまぎれもなく自分の言葉として存在してくれていることで、周りという他人軸での評価ではなく過去の自分と今の自分を比較する自分軸の中で「頑張ったじゃん自分」と褒めることができるようになってきたんですね。これっておそらく「自己受容」と言えるんじゃないかなと。
魔法のノートやデスノート(笑)のように運命が瞬時にガラッと変わるわけではないけど、静かに、だけど確実に何かがゆっくりと進んでいるような感覚です。
そして単純にノートも増えるとなんだか嬉しくなります。「1冊書き終わった!すげー!」とか、「数揃ってきた!」とか・・・単純だけどこれもまぁまぁ継続のご褒美になっています。中身は見せられないくらい汚い字で書きなぐっていたり、テーマも何もなく日付も全然連続して続いていないんですけど、そのハードルの低さがゆるゆると続けられる秘訣でもあります。
そしてこのノート、この4月にフリーランスとして独立した私にとってますます手放せなくなりそうです。フリーランスになって思ったのは、上司も先輩も後輩も同僚もおらず、新規案件は毎回全てが初体験。やってみなきゃわからない。そんな状況の中自分の意志で進まないと何も動かなくなるのでやっぱり不安がつきものです。だけど、このノートをたまに見返して背中を押してもらったり、不安を言語化してノートに書くことで少し気持ちや感情と切り離せる、自分と不安の間にワンクッションおいて「なんでこんな気持ちなんだろう?」とか「じゃあどうしたらいいかな?」と冷静に自問できるようになってきたんですね。一人なんだけど、もう一人自分がいて心強い味方でいてくれる感じというと大げさだけど、安心感を与えてくれる存在がこのノート。
これからも1日一回、今日の気づきや気持ちを書いて、頑張ったね自分と愛でていきたいと思います。
では、また。