【Kinkybootsを見に行ってきた話】

つぶやき

3年ぶりのkinkybootsを鑑賞してきた!!

もう、大好きすぎる作品で、映画も何度も見て、2016年ブロードウェイ来日版を観て、2019年日本版再演時も観て絶対次も見たいと思ってた作品。

舞台はイギリスノーサンプトンの紳士靴工場で実話を元にした話。初めてブロードウェイ版を2016年に今の夫(当時まだ同棲)と観て、ストーリーはさることながらキャスト、音楽、舞台セット、衣装、小道具、ここまで感情、心揺さぶられるとは二人で呆然として感動して泣いたのを思い出します。

そこから、結婚、出産を経て、2019年日本版再演を鑑賞。この時も、三浦春馬のローラに圧倒されて、あぁやっぱりkinky bootsの世界観が好きだー!と再認識。

その後コロナ禍の中私は第二子の妊娠出産と育児の真っ只中。

家事育児、仕事と追われる日々にいつかまたkinky bootsを見たいと思っていた中、あの悲しいニュースがありました。もうあのローラに会えないと思うとぽっかり心に穴が空いたような感じ、そしてもうkinky bootsを観れない悲しさ、未来ある素晴らしい俳優を失くしてしまった喪失感と

そんな中、城田優がローラ役を演じると再演が決まり!これはなんとしてでもという気持ちでした。

~あらすじ~

倒産しかかった紳士靴工場を立て直すべく舵を切った方向はドラァグクイーンがショーで履くブーツの企画生産。

父親が亡くなり突如靴工場の社長となったその息子チャーリーが、ひょんなことからドラァグクイーンのローラと出会い、ローラを靴工場のデザイナーとして雇い、恋人、従業員を巻き込みながら起死回生に向かうサクセスストーリー。

生まれ育った環境も現在の立ち位置も全く違う二人が唯一共通していたのは、「父親の理想とする息子ではなかった」こと。

心を通わせた二人が工場を立て直すべく舵を切り、ミラノコレクションを目指す。

ただ、こう書くとサクセスストーリーといういかにも単純明快な感じだけど、背景には人種差別、ジェンダー問題、田舎の偏見、恋人関係、親子関係、友人関係、組織など様々な切り口でも味わえるのがKinkybootsの良さ。

中でも(これはミュージカルの中でだけど)

歌詞の中に幸せになるための6つのSTEPを紹介するところがあって。

STEP1 真実を追い求めること

STEP2 新しいことを学ぶこと

STEP3 自分を受け入れ相手も受け入れること

STEP4 愛を磨くこと

STEP5 信念に従うこと

STEP6 自分が変われば世界も変わる

これ、今の時代にとても大切なことだと思いませんか?(おそらくいつの時代でも)

コロナ禍だったり、戦争が起きてしまっている今、自分たちの価値観が大きく揺らいでいる今、改めてこの6つの姿勢は自分を強くするだろうしひとに優しくなれる。

綺麗事かもしれないけど、その綺麗事を実現してもいい時代でもあると思う。

そんなことを軽快に心から思わせてくれて、勇気と希望をもらえるこの作品のパワーを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思ったのでした。

映画版もミュージカル版もどちらも違った雰囲気がありお勧めです。

では、また。

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